2019年10月9日

インフルエンザについて


 

今年の秋は暑かったり涼しかったり、大型の台風が来たりと、なんだか忙しない秋となりましたね。

今年はインフルエンザウイルスも猛威をふるっており、例年よりも早く、多くの感染者が報告されています。その背景には外国人旅行者の増加などがあげられ、都心では学級閉鎖が相次いでいます。

そこで、今回と次回でインフルエンザやその予防接種についてお話していきたいと思います。

 そもそもインフルエンザとは

主な症状として突然・急激に体調が悪くなり、38℃以上の高熱が数日間続きます。頭痛・関節痛・筋肉痛・咳・鼻水等の症状がみられ、これらの症状が35日間ほど続きます。

感染ルートは飛沫感染・接触感染が主となり、手洗いうがいやマスクの着用、人ごみや繁華街への外出をひかえたりして、感染の予防をすることが大切です。

 インフルエンザにかかってしまったら

高い熱(38.5℃以上)でない場合、また下痢等の症状がない場合は一般の風邪と同じ対応で良いと思われます。安静を中心とし、水分や栄養を十分にとりましょう。

高い熱(38.5℃以上)を認めた場合は、 発症後48時間以内であれば抗インフルエンザ薬(タミフルやリレンザ等)の効果(インフルエンザウイルスの増殖を抑える)が期待できます。ただし、発症後すぐに受診しても検査で陽性に出ない場合がありますので、6時間以上経過した時点で受診される事をお勧めします。

 
個人差はありますが、発症後37日間はウイルスを排出していると言われています。このため、熱が下がったからといってすぐに人の集まる場所に行くと、その人が感染源となって新たな感染を起こしてしまいます。最低でも解熱後2日間は自宅で様子を見て、その後外出する際にはマスクをして他人にうつさないよう気をつけましょう。
十分な休養・水分・栄養をとり、室内の保温・保湿につとめましょう。

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