2019年10月23日

インフルエンザ予防接種について


 
 
前回はインフルエンザの主な症状や予防についてお話ししました。

今回はインフルエンザ予防接種についてお話ししたいと思います。

 

流行前の予防が重要となってきます。

医療機関のワクチンの入荷状況にもよるのですが、流行時の12か月前(10月~年内まで)に接種するのが望ましいです。

接種回数は、大人は基本的に1回、13歳未満の子供は2回となっています。

インフルエンザワクチンの有効率は約70%となっており、予防接種をすることで、かかったとしても重症化を軽減してくれます。

ただし注意が必要で、卵アレルギーがある方は医師にご相談ください。


 

当クリニックでのインフルエンザ予防接種について

11月下旬より、外部の方の予防接種の受付も順次開始していきますが、ワクチンの入荷数が未定で、数に限りもございますので、当クリニックを日ごろから受診されている患者様に眼底させていただく場合がございます。

あらかじめご了承ください。

 

2019年10月9日

インフルエンザについて


 

今年の秋は暑かったり涼しかったり、大型の台風が来たりと、なんだか忙しない秋となりましたね。

今年はインフルエンザウイルスも猛威をふるっており、例年よりも早く、多くの感染者が報告されています。その背景には外国人旅行者の増加などがあげられ、都心では学級閉鎖が相次いでいます。

そこで、今回と次回でインフルエンザやその予防接種についてお話していきたいと思います。

 そもそもインフルエンザとは

主な症状として突然・急激に体調が悪くなり、38℃以上の高熱が数日間続きます。頭痛・関節痛・筋肉痛・咳・鼻水等の症状がみられ、これらの症状が35日間ほど続きます。

感染ルートは飛沫感染・接触感染が主となり、手洗いうがいやマスクの着用、人ごみや繁華街への外出をひかえたりして、感染の予防をすることが大切です。

 インフルエンザにかかってしまったら

高い熱(38.5℃以上)でない場合、また下痢等の症状がない場合は一般の風邪と同じ対応で良いと思われます。安静を中心とし、水分や栄養を十分にとりましょう。

高い熱(38.5℃以上)を認めた場合は、 発症後48時間以内であれば抗インフルエンザ薬(タミフルやリレンザ等)の効果(インフルエンザウイルスの増殖を抑える)が期待できます。ただし、発症後すぐに受診しても検査で陽性に出ない場合がありますので、6時間以上経過した時点で受診される事をお勧めします。

 
個人差はありますが、発症後37日間はウイルスを排出していると言われています。このため、熱が下がったからといってすぐに人の集まる場所に行くと、その人が感染源となって新たな感染を起こしてしまいます。最低でも解熱後2日間は自宅で様子を見て、その後外出する際にはマスクをして他人にうつさないよう気をつけましょう。
十分な休養・水分・栄養をとり、室内の保温・保湿につとめましょう。

5月の休診日について