2019年7月24日

夏バテと糖質






長い梅雨が続いていますが、ようやく終わりを迎えそうですね。

木曜日からはお天気と、30℃近い気温が続くように予想されているようです。

 

そうして暑くなってくるとついつい食欲がないから、面倒だからと
冷たい食べ物や麺類で済ませてしまうことが多くなりがちではないでしょうか?

 

冷たいアイスクリームや清涼飲料水、炭酸飲料などの飲み物や
のど越しの良い麺類などが中心になってしまうことで、
夏バテに拍車をかけてしまうことになるそうです。

 

ごはんやパンだけでなく、麺類に多く含まれるのがいわゆる「炭水化物」です。

炭水化物は「糖質」+「食物繊維」で構成されており、
糖質の代謝に使われるのが「ビタミンB1」となります。

糖質に偏った食生活が中心になるとビタミンB1不足陥ってしまい、不足によって
糖質を摂取してもエネルギーに変換することが出来ず疲れやすくなってしまうようです。
エネルギーが作られないことによってイライラに繋がったり、
体内に糖質が蓄積することによって肥満の原因にもなり得ます。

 

暑いからと炭水化物中心の食事にならない様心がけ、
夏バテ防止にこそ糖質制限に気を付けると良いかもしれません。

 

しかし、食欲があまりない方が無理に食生活を変えるのは難しいかもしれません。
また、行き過ぎた糖質制限も体に良いとは言いきれません。

 

ですので、トッピングに注目して食生活を改善していくのが良いのではないでしょうか。


前述したビタミンB1は豚肉に多く含まれています。
冷たいものでしたら冷しゃぶサラダや、
チャーシューやハムのトッピングされた冷やし中華などがいいかもしれませんね。

 

その他でも、疲労回復にはクエン酸の含まれる梅干しやお酢、
消化吸収を助けるネバネバ食品の長芋やオクラなども勿論のこと、
単純に食欲を増進させるためにカレー粉やトウガラシなどのスパイス・香辛料などを
うまく食卓に使用するといいでしょう。

 

また、余談ではありますが、食後は血糖値が上昇し、
運動などによって血糖値が下降するそうです。

暑い中外に出るのはつらいかとは思いますが、涼しい部屋で体を休めるだけでなく
適度な運動も心がけるようにして夏バテを吹き飛ばしましょう。

2019年7月10日

暑い夏を乗り切るために




前回は梅雨のむくみの原因についてお話させていただきました。

梅雨が明ければ夏がやってきますね。

今回は暑い夏を乗り切るための、体の水はけを良くする食材をご紹介します。

 
体内の水はけを助けてくれる食材

 
・梅干し

梅干しには血液を綺麗にする抗酸化作用があります。

その他にも梅干しに含まれるクエン酸が代謝を促し、さらに殺菌効果・食欲増進・整腸作用・疲労回復などの効果があります。

 ・切り干し大根

切り干し大根は大根より栄養価が高いというだけでなく、ため込んだ油脂のデトックス効果に優れています。

他にも動脈硬化・高血圧の予防・老廃物の除去・便秘にも効果的です。
 

・甘みのある野菜(キャベツ・にんじん・たまねぎなど)

前回、砂糖やフルーツなどがむくみにつながるとお話しさせていただきました。

キャベツ・にんじん・玉ねぎなどの野菜が持つ、素材本来の甘みは、砂糖がため込んだ水分により影響の出ていた胃・脾臓にも効果的です。

特にこの時期に出始めるトウモロコシは食物繊維が豊富で利尿作用があり、血行を促すのでむくみ、冷え対策にもおすすめです。

 
・海藻・キノコ類

血液の浄化に優れ、デトックス効果や新陳代謝を促すほかに、コレステロールを低下させ、

動脈硬化・糖尿病の対策にも効果があります。

不足しがちなミネラルを補給することも むくみや不調の改善にもつながり、

免疫力アップや高血圧の予防、血栓予防といった効果もあり、とても栄養価が高い食べ物です。


この時期は初夏の暑さに体が慣れていなくて、ぐったりしてしまいますね。

夏を元気に過ごすためにも、体のケアだけでなく気持ちの面のケアも気を付けていきたいところです。

気分転換に、ご紹介した食材を使った夏メニューを作ってみてはいかがでしょうか。

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