2018年4月25日

代謝を上げて、健康な身体をつくりましょう!前編





暖かい日が続き、レジャーやスポーツに最適な季節がやってきましたね。

近年ではウォーキングやランニングしている人もぐっと増えてきています。

気温が上がり薄着になってくるので、基礎代謝を上げて食べ過ぎても太りにくい身体をつくりたいものですよね。
また、基礎代謝が下がると、体温も下がるといわれているため、冷えにもつながってしまいます。
冷えは万病の元といわれているので、基礎代謝を上げて体温を下げないようにすることは、健康のためにも必要なことといえます。


そもそも基礎代謝とは

基礎代謝とは、何をせずにじっとしていても、
生命活動を維持するために生体で自動的に行われている活動に必要なエネルギーのことです。
相当するエネルギー量(熱量)は、成長期が終了して代謝が安定した一般成人で、
一日に女性で約1200、男性で約1500キロカロリーとされています。


基礎代謝が下がっていないか チェックしてみましょう。

自分の基礎代謝、果たして高いのか、低いのか、なかなか自分では判断がつきにくいところがありますよね。
しかし、次のような兆候や生活スタイルに該当する人は基礎代謝が下がっている可能性がありますので、早速チェックしてみましょう!

□日中の体温が低い(35度以下)
□冷え性
□一日中身体をあまり動かさないで過ごすことが多い
□あまり汗をかかない
□朝食を抜くことが多い
□過度なダイエットとリバウンドを繰り返している
□体重が増えると元に戻りにくくなった
□以前と同じ量の食事をしているのに太った
□たんぱく質をあまり摂取していない
□貧血がある

いかがでしたでしょうか。

デスクワークのお仕事をされている方などは特に運動不足になりがちです。

また、現代社会では車や公共機関が発達しているため、足を使うことが少なくなってきました。
人間の筋肉の七割は下半身に集中していると言われていますので、その下半身の筋肉が衰えると先に述べたような
体温の低下、基礎代謝の低下につながってしまいます。

基礎代謝が落ちれば、カロリーが消費されにくくなり、内臓脂肪が増加してしまいます。
しかし、筋肉量の増加や食事などで体温を1℃上げると、代謝は13%も増えるのです。
加齢とともに基礎代謝は落ちていくので、筋肉量を増やすことは病気対策やダイエットにも効果的です。


今回は基礎代謝が下がると冷えや免疫力の低下につながることをお話させて頂きました。

次回は基礎代謝を上げる方法をご紹介していきたいと思います。

2018年4月11日

自律神経失調症について



 
 
 
前回は精神的にもぐったりとしてしまう春バテについてご説明しました。


自律神経はストレスが原因で乱れがちになり、メンタル面が崩れやすくなります。

しかし春先だけでなく、時期によって、環境によって、多種多様なストレスがあると考えられますね。
それらが原因で自律神経のバランスが乱れ、引き起こされる様々な体の不調を「自律神経失調症」と言います。


つい最近でも野球選手の方が抱えられ、話題にも上ったかと思いますが、
定義や概念については多くの考え方があり、正式な病名ではないそうです。

体の一部が痛んだり、具合が悪くなったり、精神的に落ち込んだり…と人によって症状は様々で、
くつかの症状が重なって現れることもあれば、その時々によって出たり、消えたりという場合もあります。

そもそも自律神経とは、心臓を動かしたり汗をかいたり、
自分ではコントロールできない自動的に働く神経の事を言います。

活動する神経と言われる「交感神経」と
休む神経と言われる「副交感神経」の二つに分類され、

必要に応じて切り替わって働くようになっています。

 
それらが乱れてしまうことによって原因不明の体調不良や精神の不穏等が引き起こされますが、
内臓や器官の病変によるものではないので検査をしても「異常なし」と判断されてしまいます。


先述した通り症状が一人ひとり違うように、原因もまた一人ひとり違います。

頭痛や耳鳴り、味覚異常、めまい、息が出来ない、動悸などの明確な身体症状から、
肩こり、倦怠感、微熱、集中力の欠如や、やる気の低下などの精神症状まで
症状の幅も広く、千差万別です。

仕事に行きたくないなあ、と思う気分も単なる我儘や甘えなどではなく、
何かストレスに感じているものがあるのではないか、と
一度振り返ってみることも大事かもしれません。

 
  ■生活リズムの乱れ  ■過度なストレス ■ストレスに弱い体質

  ■ストレスに弱い性格 ■環境の変化   ■女性ホルモンの影響

 
特に考えられるのは上記6つです。

症状やタイプによって体と心の両面に働きかける治療、生活環境を整えるなどの必要があります。
体質・性格・ライフスタイルのゆがみにも注目して見直し・改善を図れば改善も見られるのではないでしょうか。
 
もちろん、検査を行っても異常が見つからず、そのために自律神経失調症と診断されることもあるようですが、
何でも自律神経失調症かも…と判断づけるのも良くありません。
自己判断で重大イな病気を見逃す可能性もありますので症状の重い方や
心配な方は一度病院にかかられるようにしましょう。

身体症状もまたストレスになり得ますので、ひとつひとつストレスの原因から
断っていくことも重要ですね。
 
 
 

 

 


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