2025年7月1日

今年も注意!熱中症

 熱中症による救急搬送者の約半数は高齢者です。

高齢者は、暑さに対する感覚機能や体の調節機能が低下しているため、熱中症のリスクが高くなりますので、ご家族や周りの方々も注意を払ってください。




👴高齢者の特徴👵

1.体内の水分が不足しがち・・・

高齢者は若年者より体内の水分量が少ない上、体の老廃物を排出する際にたくさんの尿を必要とします。

2.暑さに対する感覚機能が低下

加齢により、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。

3.暑さに対する体の調節機能が低下します

高齢者は体に熱がたまりやすく、暑い時には若年者よりも循環器系への負担が大きくなります。


👨‍🦳高齢者の熱中症を防ぐポイント👩‍🦳

・のどの渇きを感じなくても、早め早めにこまめな水分補給を心がけましょう

・「温湿度計」で室内温度をこまめにチェックし、エアコンや扇風機を上手に使用しましょう

・エアコンや扇風機が苦手な人は、設定温度や風向きを調整するなど、工夫してみましょう

・風通しの良い涼しい服装で過ごしましょう


🧑高齢者の世話をする人が注意する点

~体調~

元気か、食欲はあるか、熱はないか、脇の下、口腔の乾燥具合

~具合~

体重、血圧の変化、心拍数、体温

~環境~

世話をする人がいない間の過ごし方、部屋の温度や湿度、風通し、換気、日当たり


高齢者が熱中症になってしまった場合、まずは涼しい場所に移動させましょう。次に、衣服を緩めて保冷剤などで頭や脇の下などを冷やし、体内の熱を放出させます。脇の下や鼠径部には太い血管が通っているため、冷やすことで効率的に体温を下げることができます。うちわや扇風機の風を当てるのも良いでしょう。また、水分が取れる状態であれば、経口補水液などで水分補給を促します。一緒に塩分を補給するのも効果的です。しかし、嘔吐したり、意識が朦朧としたりしている場合には、水分が気管に入ってしまう可能性があるため、無理に水分を摂らせることはやめましょう。水分が摂れず反応が鈍い、会話ができない、普段通りに歩けない、など、いつもと様子が違う場合、すぐに救急車を呼んでください。



















0 件のコメント:

コメントを投稿

今年も注意!熱中症