夏も終わりかけ、涼しい気温の日がちらほらと出てきましたね。
まだ蒸し暑さが残るので、エアコンはまだまだ必要ですね。
涼しい室内は快適ですが、目が乾いてきてしまうときはありませんか?
パソコンやスマートフォンをよく使う現代では、
疲れ目に悩んでいる方も少なくありません。
今回はそんな疲れ目についてお話していきたいと思います。
【疲れ目の原因】
①
目の酷使
目に負担をかけすぎると、目の中の細胞や筋肉が疲れてしまいます。長時間のパソコン作業や手先の細やかな作業をしたり、
メガネやコンタクトの度が合っていなかったりするのが原因です。
②
目の渇き
涙は目がスムーズに機能するために大切な働きをしていますが、涙が少なくて目が乾いている状態だと、必要以上に目に負担がかかり、
疲れを引き起こすことがあります。
【疲れ目のしくみ】
私たちはものを見るときに、カメラのレンズのような働きをする水晶体を調節しながら
ピントを合わせています。長時間のパソコン作業を続けると、この水晶体を調節する
筋肉がずっと緊張していることになり、筋肉疲労を起こしてしまいます。
老眼の場合は、ピント調節力が老化で弱まり、近くが見えづらくなります。
これを放置したまま無理して近くを見続けると、目が疲れやすくなってしまうのです。
また、正常な目の表面は涙に覆われていて滑らかですが、目が乾いていると
涙が少ないために表面がデコボコし、通常ではピントが合っていてもぼやけて見えてしまいます。
しかし、ピントを合わせようと脳が信号を出し無理に筋肉を使って合わせようとするので、疲れ目の原因になります。
【疲れ目の解消】
①
ホットタオル・ひんやりタオル
目がしょぼしょぼする疲れ目には血行を良くするのが効果的です。やけどしないように注意しながら、熱めのお湯で絞ったタオルを目の上に置き、
覆うようにパックしましょう。目の周りの血管が広がり、血行が良くなります。
目が充血していたら、炎症を起こしているので冷やすのが効果的です。
水で絞ったタオルで目をパックしましょう。会社などでは絞ったタオルを
チャック付きの袋に入れて冷蔵庫に入れて冷やしておけば、休憩時間に使いやすいです。
疲れ目に効く栄養素としては、以下のものが挙げられます。
・ビタミンA
角膜や網膜の働きを助け、涙の量を一定に保つ働きを持っています。
うなぎ、レバー、ニンジン、小松菜、マーガリンなど
・ビタミンB
視神経の働きを活性化し、目の粘膜組織を生成するのになくてはならないものです。
牡蠣、アサリ、うなぎ、豚肉、レバー、マグロ、納豆など
・ビタミンC
水晶体の透明度を保つために不可欠。目をリフレッシュさせます。
いちご、ブロッコリー、ミカン、赤ピーマン、菜の花など
疲れ目や目の充血に適した目薬は、ビタミンを配合したものや、
炎症を抑える効果があるものを選びましょう。
コンタクトをしている方はコンタクト用の目薬を使い、目の渇きを潤しましょう。
また、ドライアイの方は、目薬に含まれている防腐剤を涙で洗い流すことができず、
防腐剤が目の表面に残るため、目の表面を傷つけることがあります。
防腐剤の入っていない目薬を選ぶことが大切です。
オフィスや部屋での過ごし方で、目への負担は変わってきます。
目を大切にする生活習慣を意識していきましょう。
オフィスではパソコンなどの画面の明るさと部屋の照明が重要です。
暗い部屋でパソコンやスマートフォンを操作していたり、
パソコンの画面が照明に当たってまぶしかったりすると、目にダメージが与えられます。画面に張り付けるフィルターなどを活用しましょう。
また、趣味での細かい作業や、仕事に集中しているとまばたきの回数が減ってしまい、
目を乾燥させてしまいます。意識的にまばたきをしたり、30分に一回は
目を休める時間を取ったりして、疲れ目の蓄積を未然に防ぎましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は疲れ目の原因やその対策についてお話ししました。
これからも目を大切にしてお過ごしください。
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