秋も本格的になりはじめ、木々の葉が色づいてきましたね。
一日のなかの寒暖差に、風邪気味の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
体温調節のしやすい服装を心掛け、風邪を予防しましょうね。
そして、この季節になるとインフルエンザやその予防接種について気になりますよね。
今回はそのインフルエンザについて二回に分けてお話させていただき、
皆様の予防にお役立ちできればと思います。
インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。
普通の風邪よりも急激に発症し、症状が重いのが特徴です。インフルエンザに感染すると1~5日の潜伏期間の後、38℃以上の高熱や筋肉痛などの全身症状が現れます。健康な人であれば、その症状が3~7日間続いた後、治癒に向かいます。
気管支炎や肺炎を併発しやすく、脳炎や心不全になる場合もあります。
感染力の強いインフルエンザウイルスは、流行してしまうと年齢や性別を問わず多くの人に感染してしまいます。日本では毎年11月~4月に流行する傾向があるので、春になっても油断できない感染症です。
・A型
A型のインフルエンザは、他と比べて上にあげたようなインフルエンザの症状が強いです。また、ウイルスの形を変えてどんどん進化していくので、ワクチンの予測も立てにくいインフルエンザウイルスです。
B型のインフルエンザウイルスは、お腹の風邪の症状に近く、下痢やお腹の痛みを訴える人が多いです。A型ウイルスのように大きな流行を起こすことはあまりありませんが、毎年流行しています。
・C型
C型インフルエンザはいったん免疫を獲得すると終生その免疫が続きます。再び感染したとしても、症状は鼻水くらいでインフルエンザとしてはかなり軽症で済むことが多いと言われています。