2021年1月27日

ジェネリック医薬品について



めっきり寒くなってきたため、体調を崩されて
病院に受診することも多くなってくるかと思います。

そんな中で処方箋を薬局に出すときに「ジェネリックで~」とお願いすることや、
薬剤師さんから「ジェネリックでも構いませんか」と聞かれることはないでしょうか?

何気なく聞くフレーズですし、
「今までのお薬の違う会社さんのでしょ?」
「後発医薬医薬品というくらいだから後から作った同じものだ!」
というような認識である方もいらっしゃるかと思います。

今回改めて、ジェネリック医薬品って何だろう?
ということをご説明していきたいと思います。

まず、「先発医薬品」と「後発医薬品」についてです。

先発医薬品は「新薬」と呼ばれ、9~17年のもの歳月と
数百億円以上の費用をかけて開発されます。
開発した製薬会社は、特許の出願によりその期間自社で開発した薬品を
独占的に製造・販売する権利が与えられます。

しかし、特許期間が過ぎるとその権利は国民の共有財産となるため、
他の製薬会社から同じ有効成分を使ったお薬が製造・販売できるようになります。
それが、後発医薬品。つまり、ジェネリック医薬品です。

新薬に比べ開発費や開発期間が少ないために、新薬より低価格でご提供できます。
ではジェネリック医薬品と新薬の同じ点、違う点とは何でしょうか?

まず同じ点は、有効成分と治療効果です。
同じ有効成分を同じ量含有し、効き目も安全性も同等ということですね。

次に違う点は、
添加剤の種類や量、色や味、形や大きさなどの性状
カプセルと錠剤、粉薬等の剤形です。
添加剤というものは、
それ自体には人に対する薬理作用が無く、
安全性も確認されているものを使用しているそうです。
そして剤形ですと例えば、
今までは錠剤しか無かったものが
ジェネリックによって粉薬も登場したり…など、
服用する人にも選ぶことが出来るものとなります。

ですのでジェネリック医薬品とはこれまで有効性や
安全性が実証されてきた新薬と同等と認められたお薬であり、
更に厳しい試験に合格し、厚生労働大臣の承認を受けて
国の基準、法律に基づいて製造・販売されているものということです。

同じ安全性で同じ薬効のお薬を安価で選べるのなら、
お財布にも優しいですし、何より保険側での医療費の節約にもなります。
そのため国からも低価格なジェネリック医薬品の普及が求められています。

欧米などを中心に海外では普及率も高いため、
たくさんの方がジェネリック医薬品を使用していることになります。
ですから、違うお薬だから…という抵抗感はあるかもしれませんが、
安全性は約束されていますので不安も少なく利用できるのではないでしょうか?

もちろん、「このお薬でないと効果が出ない!」
と医師が判断する場合もありますので
ジェネリックに変更できないこともあれば、

添加剤が違うために体に合わないなど場合も考えられます。
また、お薬によってはまだ特許期間の為に
ジェネリック医薬品が無い場合などもありますので、
医師や薬剤師に相談してみましょう。

かかる医師や薬剤師にジェネリックを希望していることを伝えれば、
ジェネリック医薬品を処方してもらうことが出来ます。



このように、最近ではお薬自体を
患者様が選ぶことが出来るようになっています。

自分自身の体の為のお薬だからこそ、
自分で納得のいくお薬選びをしていって
頂ければよいかと思います。


2021年1月13日

正月バテ

 


年が明けて数日が経ち、そろそろ新学期や仕事始めで
重い腰を持ち上げなければならない時期ですね。
 
年末年始はご実家に帰ってのんびり過ごされたり、
新年会や友人との初詣に行ったりなど様々に過ごされたかと思いますが、
いまだにその調子が抜けなくて体が怠い…
なんて思われる方もいるのではないでしょうか?

また、冬休みなども終わり、仕事始め、学校始めとなるかと思いますが、
眠くてなかなか布団から出られない、朝起きるが辛い、
体が重い、疲れが取れない、だるい…など思う方が多いかと思います。

 
もしかするとそれらの症状は『正月バテ』かもしれません。

 
たっぷりとお正月休みを取った後で生活習慣が乱れてしまい、
お休みモードから気分が抜け出せずにいることなどが大きな原因となります。
 

その他の原因としては
・外出の頻度の減少
・年末年始の連日の無理な飲食
・就寝時間や起床時間の乱れ
なども挙げられます。

特に今年はあまり外出もできないという方も多かったかもしれませんので、
身体を動かす機会がなく、よりバテ気味の方も多いかもしれません。

ついつい寝正月を過ごしてしまう、
実家だと食事の用意があるおかげで動かずに済む、
また外に出ても用事を済ませてすぐに帰宅してしまう、など

自宅で篭りがちになってしまう方もいらっしゃるかと思います。

 
今までの通勤・通学の時間が無くなり、
のんびりする時間が増えることや、
時間に縛られなかったり、年末年始の特番で
夜更かしをしてしまいその延長戦で朝は遅くまで起きれず…
そのように過ごしていては数日とは言え体が鈍まってしまいます。

 
また、実家でのおせち料理や年末年始の忘年会・新年会でのごちそうで、
ついつい食べ過ぎてしまったことはありませんか?
美味しいご飯にはお酒も付き物ですから、
実家に親族で集まって、となればお昼からお酒を飲むこともあるかと思います。
 
 
それらを解消するには
・体のリズムを整える
・胃を休ませて栄養を摂る
以上二つが重要です。
 
連休や休日の最終日はもったいないと思うかもしれませんが、
いつも通りの起床・就寝を心がけ、起きたら日の光をあびて
朝ご飯をきちんと食べることが大切です。
 
また、お酒を飲むのも控え、胃にやさしい食事をとることも大切です。
お正月の胃にやさしい料理と言えば「七草粥」です。
元々の由来でも、正月の祝膳・祝酒で弱った胃を休めるために食べたといわれています。
 
皆さん七草粥は召し上がられたでしょうか?
もちろん七草粥でなければいけないわけではありませんが、
おかゆやうどん、にゅうめんなどを食べると良いかもしれませんね。
 
 
お正月バテをすでにしてしまっている方は、
早寝早起き朝ご飯と消化にいいもので体をリセットしましょう!
 
 

2021年1月2日

1月の休診日について


しょうじゅクリニック 1月の休診日についてお知らせします。



休診日・・・毎週日曜日・水曜日


臨時休診・・・1月  1日(金)元旦

       1月11日(月)成人の日

       1月18日(月)



上記の日は終日休診となっておりますのでよろしくお願い致します。

2021年1月1日

新年のご挨拶 ~赤枝グループ理事長 赤枝雄一~

 新年明けましておめでとうございます。

旧年中は格別のご高配を賜り、心から御礼申し上げます。

昨年はCOVID-19(新型コロナウィルス)をきっかけに、世界にとって1つの転換期となりました。世界的なパンデミックの影響により、人々の意識と動きを変え、政治のあり方を変え、様々なニューノーマルが確立されました。そして、医学研究・医療の現場にも大きな変化をもたらしつつ、喫緊の課題として医療のあり方が問いかけられております。

新型コロナウイルス感染拡大防止に今後も取り組んでまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

さて、昨年は当法人グループにおいて教育研修センターが開設いたしました。

又、本年は5月に横浜市緑区に特別養護老人ホームしょうじゅの里三保のサテライト施設(定員29名)が、10月に千葉県茂原市に(仮称)特別養護老人ホームしょうじゅの里茂原(定員29名)の開所を予定しています。

更に、サテライト施設を含めた3つの高齢者福祉施設が2022年度の開所を目指して準備を進めているところです。この他にも構想中のプランがいくつかあり、医療法人グループとしての歩みを止めず、引き続き邁進してまいります。

皆様には、より一層のご理解とお力添えを賜ります様お願いを申し上げます。

本年が皆様方にとりまして幸多き年でありますよう心よりお祈り申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

赤枝グループ 理事長

赤枝 雄一

12月の休診日について