2021年6月23日

梅雨の浮腫み


ジメジメした気候で雨の降る日も多くなるこの季節、
何となく気分も体も重だるく感じられますね。
今年は暑い日が多いですが、それでも季節柄か湿気が多く感じられます。

梅雨は、気圧が低く湿度が高い状態が続き、
雨の日が多いために日照時間も少なくなり、
日によっては寒暖差も大きくなる時期です。

元々周りを海に囲まれ湿気が入りやすい日本では
この時期、更に湿度が高い環境になると
体の水分が蒸発しにくくなってしまいます。

むくみは汗や尿での充分な排出ができずに
余分な水分や老廃物が溜まりやすくなって
体内の水分調整がうまくいかないことにより
年中起こりうる症状なのですが、
この時期は特に多くみられます。


むくみの原因と予防

以前から持病を患っていたり、
腎機能、心機能、肝機能、甲状腺等に不安のある方のむくみは、
すぐに病院の受診が必要ですが、それ以外のほとんどのむくみは、
高い湿度や強い湿気による外因にプラスした
日頃の生活習慣によるものが主な原因だと考えられます。

例えば、コンビニ食ばかりで塩分摂取が過多になり
体が血中濃度を薄めようと水分をため込んだり、
お酒の飲み過ぎで血液中のアルコール濃度が上がり
血管が拡張して水分があふれ出たり
デスクワーク等でずっと同じ姿勢が続き
血流とともに水の巡りが悪くなったりすることで、
むくみは断続的にその姿を現します。

これらの予防や対策としては、
普段から塩分やアルコールの取り過ぎを意識的に控えるのはもちろんのこと、
マッサージやストレッチなどの適度な運動や、入浴を習慣づけて血流を促進し、
クーラーなどで体を冷やし過ぎないように心掛けていくことが大切です。


また、浮腫みの予防には湿度の管理も必要不可欠になります。
単純に湿度が高いと体が重く感じる方もいますので、
湿度を抑える工夫も必要不可欠でしょう。


こまめに窓を開けて換気をする
室内はまめに換気することで、湿度を下げられます。
換気をするときは、窓やドアを2カ所以上開けて
空気の通り道を作ってあげることが大切です。

また、雨の日は、外よりも室内の方が湿度が高くなっていることがあります。
外の湿気が室内に入ってこないようにと換気をしないのは逆効果ですので、
雨の日でも換気するようにしましょう。

扇風機やサーキュレーターを使えば換気の効果がアップ!
換気は2カ所以上を開けて空気の通り道を作るとよいといいましたが、
押入れやクローゼットなどの場所で扉が1カ所しかない場合は、
扇風機やサーキュレーターを使うのがお勧めおススメです。

扉を開けたまま、押入れやクローゼットの中に向けて空気を送れば、
中の空気が流れて効果的に換気できます。


除湿器やエアコンの除湿運転(ドライ)機能を使って除湿する
エアコンの除湿(ドライ)機能を使っても、室内の湿度を下げることができます。
蒸し暑い日などはエアコンを利用するといいかもしれませんね。


冷凍したペットボトルも除湿に効果的
扇風機の前に置いておけば風が氷に触れて冷たい空気が当たるようになります。
それだけでなく、水分を含んだ空気を、凍らせたペットボトルで急激に冷やして
液体に戻す「凝縮」を起こすことによって除湿の効果を得られます。

除湿器ほどしっかりと除湿できるわけではありませんが、
体感的には除湿効果を感じられるため、冷房では体調を崩してしまう方にお勧めです。


湿気とむくみは切っても切り離せないものです。
上手に付き合って快適に過ごせると良いですね。




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