2021年7月14日

健康診断 血液検査について

 会社での健康診断のおしらせが届くような時期になってまいりましたね。


この時期になると、一週間前から禁煙・禁酒を行う方や、体重が気になるために
カロリーを気にしたりする方も少なくないかと思います。

しかし、皆さん主に気にされる体重も勿論重要ですが、
その他の検査の項目で引っかかり再検査、となる方もやはりいらっしゃいますね。

今回は、健診などで行う検査項目と、その検査のうち血液検査にスポットを当て、
検査の結果から何が分かるかをご説明したいと思います!



まず一般的に、厚生労働省が定めている定期健康診断の項目は以下のものとなります。


表①

主に上記の表の検査が主となり、一部検査は年齢などの条件を満たした方のみの実施や、
医師の判断に基づいて省略される項目などもあります。


医療機関や年齢によって胃部X線検査がプラスされる場合や、
オプションで料金が発生する場合もありますが、
女性は乳房検査や子宮検査が受けられることもあるようです。
企業によってどこまで負担して貰えるか誤差がありますので、
詳しいことはそれぞれ勤められている企業の担当者の方に確認するといいでしょう。


血液検査・尿検査の検査項目では表①で示されているとおり、
肝機能が低下していないか、貧血や脂質異常が無いかなどを検査しています。

この検査ではどのような病気が発見できるのか?という内容でまとめました。


表②


健康診断で着目されるのは生活習慣病をはじめとした
さまざまな病気の早期発見・早期治療と、
病気そのものを予防することを目的に行われています。

しかし、基準値から外れているとはいえ必ずしも
病気や異常であるという訳ではありません。

健康な多くの方たちの検査データを元に統計学的に求められた数値で、
95%の人が該当する範囲を表しているのだといいます。
つまり、健康な方でも5%の人は基準値を外れることになるそうです。


そして、先程にもご説明したように病気の早期発見と生活習慣病の予防が目的ですので、
「少しでも怪しい場合にはひっかける」という方針で行われています。

ですので、再検査や精密検査になっても慌てずに必ず受診することが重要です。
検査を受けたうえで「なぜ異常値になってしまったのか」を考え、
自分の生活を振り返ることが大切ではないでしょうか。

検査の内容と健康診断の重要性を自覚し、今年からの健康診断をただの計測と思わず、
自分の体のメンテナンスだという気持ちで挑んでみて頂ければと思います!


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