2021年11月10日

秋から冬にかけての風邪に注意⚠

先週からぐっと気温が下がり、冬のような寒さが続いていますね。
この気温差で、体調を崩してしまう方が続出しています。
そこで、今回はこの季節の風邪についてお話ししたいと思います。


【秋・冬に風邪をひきやすくなる原因】

1. 80~90%はウイルス
風邪の原因の80~90%はウイルスといわれており、
冬に多いもの
(ライノウイルス、コロナウイルス、
 RSウイルス、アデノウイルス)
以外にも数百種類はあります。

ウイルスは空気中の水分が多いと
チリやほこりと一緒に地面に落ちてしまいますが、
空気が乾燥していると、長時間漂っていられるのです。
冬に風邪が流行る一因ですね。



2. 自律神経が交感神経に傾く

季節の変わり目にぐっと気温が下がっていくことで体は寒さを感じ、
それに応じて体が血流を増やして体温を上げようとし、交感神経が優位に働いていきます。その結果、体内の顆粒球が増えリンパ球が減ってしまい、
細菌やウイルスへの抵抗力が下がってしまい風邪や感染症にかかりやすくなります。



3. 体温が下がり、免疫力が低下するため

風邪をひきやすい人とひきにくい人の違いは免疫力です。
体温が1度下がると免疫力は37%低下し、
体温が1度上がると免疫力は60%上がります。

つまり、体温が下がると
免疫力は非常に低下してしまいます。




【風邪をひかないように、予防策】

1. 十分な睡眠をとる

睡眠をしっかりとることが大切です。
睡眠不足が原因で、
体の免疫機能が低下するといわれています。

免疫細胞は睡眠中に活動が促進されるため、
十分な睡眠をとるように心がけましょう。



2. バランスの良い食事

良質なたんぱく質をきちんと採り、
基本的な体力をつけておくことが大切です。

そして、体を守る粘膜を作る、ビタミンも重要で、
ポリフェノールやタンニンなどの
ファイトケミカルも大事だといわれています。




3. 意識的に休息をとる

体が疲れて体力が落ちていると、
ウイルスが細胞内に入り込みやすくなり、
様々な風邪の症状を引き起こしてしまいます。

ウイルスにつけ入られないためにも、
風邪の時期は意識的に休息を取るよう心がけましょう。



4. ストレスを溜めない

ストレスを受けると
自律神経のバランスが崩れ、
食欲不振や血行不良を起こし、
免疫力の低下につながるため、ストレスは大敵です。

なるべくストレスを溜めないように、
明るい気持ちを持つことも
健康な生活を送ることも大切です。


5. 湿度を50%以上に保つ

風邪のウイルスは乾燥に強く湿気に弱いので、
部屋の湿度を50%以上に保ちましょう。

加湿器や濡らしたタオルを干すなどして、乾燥対策をしましょう。


6. うがい・手洗いを徹底する

ウイルスは気道の粘膜につくと
20分ほどで体内に取り込まれます。
うがいをすることにより、
のどに付着したウイルスを少しでも排出できます。

風邪をひいている人がウイルスのついた手で触れたものを、
他の人が触り、鼻や口から感染する場合が多いので、
石鹸を使った手洗いやマスクによる防御が効果的です。
うがい薬を使ったり、石鹸での手洗い後に
除菌剤を塗りこんだりしましょう。



寒い日が続きますが、きちんとした対策をして風邪をひかないようにしましょう!


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