2025年5月21日

月曜日医師の変更、6月の休診日について

  都合により

月19日(木)休診

20日(金)代診

24日(火)休診


とさせていただきます。


許先生お休みのため6/19~24不在です。

尚、月曜日の三岡先生の診療が5月で終了となり、
医師の変更がございます。大変ご迷惑をおかけしますが、何卒宜しくお願い致します。

2025年5月2日

「季節の変わり目」にご用心を❕


~生活のリズムを整え、健やかな毎日を~


「季節の変わり目は体調を崩しやすい」ということをよく耳にします。その体調不良の原因をきちんと理解している人は少ないようです。一言で言えば、気圧の変化や昼と夜の気温差が大きくなることによる「自律神経の乱れ」です。3~4月、6~7月、そして9~11月頃が、季節の変わり目とされていますが、単に気圧の変化や寒暖差だけでなく、それぞれの季節特有の事情も加わっているので、少し厄介です。

たとえば、生活環境の変化があるときでもあり、本人も気付かないうちにストレスを貯め込んでしまっています。それが6月に入ると、梅雨の季節になり雨の日が続くことでなんとなく気分が落ち込んだり、体がだるかったりします。そして9月に入った秋口には、溜まっていた夏の疲れが出やすくなります。このように気圧の変化や寒暖差に加えて、生活のストレスなども影響することで、自律神経のバランスが崩れ、体調不良を起こしてしまうというわけです。


自律神経とは❓

私たちの体内には無数の神経があり、そのなかで体温や発汗の調整などを通じて体の器官を調節するものを「自律神経」と言います。自律神経には、昼間や活動時に作用する「交感神経」と、夜間や安静時などに働く「副交感神経」の2種類があり、この2つの神経がバランスを取り合い、24時間働き続けています。しかし、季節の変わり目は気圧や寒暖差が大きく、体温や発汗をひんぱんに調節しなければならないため、2つの神経のバランスを保つことが難しくなってきます。よって、大きな寒暖差や環境の変化などのストレスがあると、その環境に頑張って適応しようとするあまり「交感神経」が「副交感神経」より優位に働くことで、疲れ、眠気、肩こり、めまいなどさまざまな不調を起こしやすくなります。


高齢者の体調の変化に気を配りましょう

特に高齢者は、加齢により体温を調節する機能が低下しているため、寒暖差に適応することが難しくなっています。しかも、自覚症状が乏しく、ご自身の体調の変化を見逃してしまいがちです。ご家族の方は、普段の生活のなかで、高齢者に不調が起きていないか、気をかけてあげるようにしてください。


自律神経の改善には、規則正しい生活が大切です

①栄養バランスが良く、十分にエネルギーのある食事を、3食しっかり摂りましょう🥗

肉、魚(マグロ、サンマ、カツオなど)、大豆、バナナなどに含まれるビタミンB群は、神経の働きを正常に保つ働きを持っていますので、日常的にしっかり摂るように心がけましょう。また、牛乳やニボシなどに含まれるカルシウムは、イライラした気持ちや興奮を抑えて眠りにつきやすくする働きがありますし、きのこ類、魚介類や卵類に含まれるビタミンDは免疫力向上だけでなく、カルシウムの吸収が良くなります。


②しっかりと睡眠を取ることで、心と体のメンテナンスを🛁

寝ている間は、副交感神経が優位に働いているため、心や体を休ませている状態と言えます。しっかりと睡眠を取るようにして、自律神経の不具合を睡眠でリセットしましょう。高齢者の場合は30分程度の昼寝を取り入れるのもいいでしょう。また、睡眠しやすくするにはお風呂が最適です。38~40℃の湯で、10分以上ゆったりとつかると副交感神経を優位になるので、寝付きが良くなり、ぐっすり眠ることができます。ちなみに、体温が1度下がると免疫力は30%も低下し、逆に1度上がると5~6倍も免疫力が高まると言われています。しっかり体を温めることは、高齢者の健康を増進させるのにも有効です。


季節の変わり目の体調管理はなかなか難しいですが、もし、なんとなくだるさや不調を感じている高齢者がいらっしゃる場合は、ここでご紹介した対策を取り入れて、毎日の生活を見直してみるようにしてください。



2025年4月23日

臨時休診、代診のお知らせ

  

 都合により月24日(木)臨時休診、4月25日(金)代診

とさせていただきます。

急な変更となり大変ご迷惑をおかけしますが、

何卒宜しくお願い致します。

2025年4月16日

5月の休診日について

  都合により月6日(火・祝)、27日(火)

休診とさせていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、何卒宜しくお願い致します。

2025年4月1日

二次性副甲状腺機能亢進症

二次性副甲状腺機能亢進症(SHPT)とは

 腎臓の機能が低下すると、ビタミンDを活性化できなくなり、消化管(腸)からカルシウムを吸収できなくなります。一方リンも、尿の中へ排出されず血中のリン値が高くなります(高リン血症)。この低カルシウム血症や高リン血症の状態が続くと、副甲状腺ホルモン(PTH)が分泌され、骨からカルシウムを摂取して血中に補おうとします。この副甲状腺ホルモンが過剰に分泌される状態を「二次性腎副甲状腺機能亢進症(SHPT)」といい、骨がもろくなる他、異所性石灰化や動脈硬化などの合併症につながります。

【症状① 🦴 骨がもろくなることで起こる症状】
 ビタミンDには、腸でのカルシウム吸収を助ける働きがあります。しかし腎機能の低下によってビタミンDを活性型ビタミンDに変換できなくなると、腸からカルシウムを吸収する機能が低下します。さらに高リン血症による影響を受けて副甲状腺ホルモン(PTH)が過剰に分泌されると、カルシウムを骨から摂取して血中に補おうとするため、骨中のカルシウムが不足します。そのため骨代謝が低下してもろくなり、骨折しやすくなります。特に高齢者は、骨粗しょう症の症状が多くみられるため注意が必要です。

【症状② 🥛 カルシウム沈着による症状】
 カルシウムが骨以外の組織や臓器に沈着すると、「異所性石灰化」を起こします。例えば血管に沈着すると、血管壁が硬くなって動脈硬化を起こし、心筋梗塞や脳梗塞などを発症しやすくなります。

【症状③ 🔔 高リン血症による血管の石灰化】
 リンが正常に尿へ排出されないと、血中のリン値が高くなります。
さらにカルシウムと結び付き、「異所性石灰化」を起こします。

  
 ~患者さんができる予防とケア~

 🏃‍♂️ 適度な運動を心がける
 体を動かさない状態が続き、骨への負荷が減少すると、骨の形成が低下し高カルシウム血症につながりやすくなります。日常的に適度な運動を行うことが大切です。

 🥬 リンを多く含む食品を控える
 SHPTに進展しやすい高リン血症を防ぐため、リンを多く含む食品を控えます。リンは肉・魚・卵・乳製品などに多く、また加工食品にも食品添加物(無機リン)として含まれていることが多いため摂りすぎないようにしましょう。





2025年3月14日

4月の休診日について

 都合により月22日(火)、29日(火・祝)

休診とさせていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、何卒宜しくお願い致します。

2025年3月3日

感染性胃腸炎~ノロウイルス~

 ノロウイルス🦠とは?

食中毒は一年を通して発生しています。特に冬の時期には、ノロウイルスに注意が必要です。

ノロウイルスは、加熱不十分な二枚貝などの摂取や感染者のおう吐物などからの経口感染、また感染した人の手から食品や調理器具を介してうつることがあります。ノロウイルスは、食品の中では増えませんが、少量でも口から入ると、体の中で増殖し、吐き気、おう吐、下痢、腹痛などの症状を引き起こします。乳幼児、高齢者、持病のある人などは、脱水症状を起こしたり、症状が重くなったりするケースもあります。

ノロウイルスによる食中毒を防ぐためには、ノロウイルスの予防4原則「持ち込まない」「つけない」「やっつける」「拡げない」を守りましょう。


○キッチン🍳にノロウイルスを【持ち込まない!】

調理する人が感染していると、食品を食べる人に二次感染してしまいます。腹痛や下痢の症状があるときは、食品を直接取り扱うことは避けましょう。


○食品🥗や調理器具🔪等にノロウイルスを【つけない!】

調理や盛り付けなど作業の前に、石鹸を使って丁寧に手を洗いましょう。指先や指の間、爪の間、親指の周り、手首、手の甲など汚れが残りやすいところもしっかりと洗います。ノロウイルスにはアルコール消毒はあまり効きません。


○しっかり加熱🔥してノロウイルスを【やっつける!】

ノロウイルスを死滅させるためには、中心温度85~90°C、90秒以上の加熱が必要です。


○消毒🧺と対策でノロウイルスを【拡げない!】

ノロウイルス感染が身近で起こったときには、食器や生活環境などの消毒を徹底しましょう。また、感染者のおう吐物や乳幼児のおむつ等を処理するときは、マスクやビニール手袋を使うなど十分注意し、二次感染を予防しましょう。床などを拭くときには、薄めた塩素系消毒剤を使いましょう。






新型コロナ症状