2018年4月11日

自律神経失調症について



 
 
 
前回は精神的にもぐったりとしてしまう春バテについてご説明しました。


自律神経はストレスが原因で乱れがちになり、メンタル面が崩れやすくなります。

しかし春先だけでなく、時期によって、環境によって、多種多様なストレスがあると考えられますね。
それらが原因で自律神経のバランスが乱れ、引き起こされる様々な体の不調を「自律神経失調症」と言います。


つい最近でも野球選手の方が抱えられ、話題にも上ったかと思いますが、
定義や概念については多くの考え方があり、正式な病名ではないそうです。

体の一部が痛んだり、具合が悪くなったり、精神的に落ち込んだり…と人によって症状は様々で、
くつかの症状が重なって現れることもあれば、その時々によって出たり、消えたりという場合もあります。

そもそも自律神経とは、心臓を動かしたり汗をかいたり、
自分ではコントロールできない自動的に働く神経の事を言います。

活動する神経と言われる「交感神経」と
休む神経と言われる「副交感神経」の二つに分類され、

必要に応じて切り替わって働くようになっています。

 
それらが乱れてしまうことによって原因不明の体調不良や精神の不穏等が引き起こされますが、
内臓や器官の病変によるものではないので検査をしても「異常なし」と判断されてしまいます。


先述した通り症状が一人ひとり違うように、原因もまた一人ひとり違います。

頭痛や耳鳴り、味覚異常、めまい、息が出来ない、動悸などの明確な身体症状から、
肩こり、倦怠感、微熱、集中力の欠如や、やる気の低下などの精神症状まで
症状の幅も広く、千差万別です。

仕事に行きたくないなあ、と思う気分も単なる我儘や甘えなどではなく、
何かストレスに感じているものがあるのではないか、と
一度振り返ってみることも大事かもしれません。

 
  ■生活リズムの乱れ  ■過度なストレス ■ストレスに弱い体質

  ■ストレスに弱い性格 ■環境の変化   ■女性ホルモンの影響

 
特に考えられるのは上記6つです。

症状やタイプによって体と心の両面に働きかける治療、生活環境を整えるなどの必要があります。
体質・性格・ライフスタイルのゆがみにも注目して見直し・改善を図れば改善も見られるのではないでしょうか。
 
もちろん、検査を行っても異常が見つからず、そのために自律神経失調症と診断されることもあるようですが、
何でも自律神経失調症かも…と判断づけるのも良くありません。
自己判断で重大イな病気を見逃す可能性もありますので症状の重い方や
心配な方は一度病院にかかられるようにしましょう。

身体症状もまたストレスになり得ますので、ひとつひとつストレスの原因から
断っていくことも重要ですね。
 
 
 

 

 


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