多くの女性が悩まされている冷え性、当クリニックの患者様のなかにも、冷え性でお困りの方がいらっしゃいます。
本来人間は寒さや暑さに対する適応能力が高く、体温を調整し一定に保つことができます。
そのため一時的に冷えを感じても、体の機能によって改善されるはずなのです。にもかかわらず慢性的な冷えがある方は何らかの原因で体が冷えに対応できなくなっている状態なのです。
今回はその原因となる二つの要素をお話ししたいと思います。
①熱をつくれない
食事をとるときに体熱が発生し、体をあたためるので、冷え性の方は栄養をしっかり取ることが大切です。しかし、加齢によって食が細くなることで栄養不足になったり基礎代謝の低下で熱をつくる機能が衰えてしまいます。
また、筋肉は一日の熱量の約6割をつくるため、筋肉量が少ないと冷えに直結します。女性は男性よりも筋力が低いため、冷え性も女性のほうが多く目立ちます。
②熱を配れない
筋肉や内臓でつくられた熱を体中に運ぶのは血液の役目ですが、血行が悪いとせっかくつくった熱を体内に配れず、冷え性になってしまいます。
体が熱を運ぶ部位には順番があり、心臓や内臓といった重要な臓器から優先的に温めようとするので、手足が冷えやすくなります。
今回は冷え性の原因についてお話させていただきました。
次回は体をあたためる食事や血行を良くする方法などをお伝えしたいと思います。
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