2020年6月24日

梅雨時期のむくみ




今年の梅雨はあっという間に明けてしまいましたね。

前回は梅雨のむくみの原因についてお話させていただきました。

梅雨が明ければ夏がやってきますね。

今回は暑い夏を乗り切るための、体の水はけを良くする食材をご紹介します。

 

体内の水はけを助けてくれる食材

 
・梅干し

梅干しには血液を綺麗にする抗酸化作用があります。

その他にも梅干しに含まれるクエン酸が代謝を促し、さらに殺菌効果・食欲増進・整腸作用・疲労回復などの効果があります。
 

・切り干し大根

切り干し大根は大根より栄養価が高いというだけでなく、ため込んだ油脂のデトックス効果に優れています。

他にも動脈硬化・高血圧の予防・老廃物の除去・便秘にも効果的です。

 
・甘みのある野菜(キャベツ・にんじん・たまねぎなど)

前回、砂糖やフルーツなどがむくみにつながるとお話しさせていただきました。

キャベツ・にんじん・玉ねぎなどの野菜が持つ、素材本来の甘みは、砂糖がため込んだ水分により影響の出ていた胃・脾臓にも効果的です。

特にこの時期に出始めるトウモロコシは食物繊維が豊富で利尿作用があり、血行を促すのでむくみ、冷え対策にもおすすめです。

 
・海藻・キノコ類

血液の浄化に優れ、デトックス効果や新陳代謝を促すほかに、コレステロールを低下させ、

動脈硬化・糖尿病の対策にも効果があります。

不足しがちなミネラルを補給することも むくみや不調の改善にもつながり、

免疫力アップや高血圧の予防、血栓予防といった効果もあり、とても栄養価が高い食べ物です。

 

この時期は初夏の暑さに体が慣れていなくて、ぐったりしてしまいますね。

夏を元気に過ごすためにも、体のケアだけでなく気持ちの面のケアも気を付けていきたいところです。

気分転換に、ご紹介した食材を使った夏メニューを作ってみてはいかがでしょうか。

2020年6月10日

梅雨時期の体調不良



梅雨の時期は夏になるまでの季節の変わり目ですので、体調を崩しやすい時期でもあります。

さらにこれから本格的な夏を迎えるため、この時期の過ごし方は重要になってきます。

前回もお話ししましたが、梅雨の時期は気圧が下がることによって自律神経が乱れやすくなります。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」と成っており、二つがバランスよく働くことで健康な状態を維持しています。しかし気圧が下がって交感神経が刺激されると、血管が収縮して血流が悪くなり、余分な水分が回収されにくくなった結果、むくみへとつながっていきます。

 

また外の湿度が高いため、体の水分の代謝が滞ってしまうのも、梅雨時にむくみを引き起こしやすい理由の一つです。

外部の湿気が多いと、水でほとんどを占めている私たちの身体はうまく体温調節が図れない、発汗できないという理由から新陳代謝の乱れが生じます。

体内で滞った余分な水分は、重力により体の下部に移行していきます。この状況が続くと、体の中でうまくエネルギーが回らず、血液循環が低下し、様々な不調を引き起こします。

多い症状としては、膀胱炎・食欲不振・冷え・めまい・頭痛・自律神経の乱れ・皮膚炎・鼻炎の悪化などが挙げられます。

 

むくみの原因は季節のせいだけではありません。

砂糖やフルーツの摂りすぎによるむくみが、内臓で起こることもあります。

砂糖の性質として水分を溜めこんだり、膨張させたりという働きが体内で起こるためです。

体内で水分が滞ると湿気に弱い胃・脾臓が影響を受けてしまい、先に述べた症状に加え消化不良や胃・お腹の不調と繋がります。

 

夏野菜の食べ過ぎにも注意しましょう。

この時期に夏野菜の代表のきゅうりやトマトといった体を冷やす野菜ばかり食べていると、体の深部が冷え風邪をひきやすくなったり、様々な不調の原因を作ったりしてしまいます。

 

今回は梅雨のむくみの原因についてお話しさせて頂きました。

次回はむくみ解消の方法と、暑い猛暑の日にエネルギー不足にならないための、夏を乗り切る対策をお話ししたいと思います。

2020年5月21日

透析が必要になったら②



ご家族が透析導入になった時、病院の医師もしくは看護師から
透析治療についての説明や、
食事・日常生活の送り方について指導を受けると思います。

当クリニックでも患者様に合わせた指導や、
食事療法についての案内冊子をご用意しております。


家族が透析導入になった場合、食事には特に注意が必要です。



透析患者は摂取した過剰な栄養素を尿から排出することが出来ないため、

果物や生野菜の摂りすぎると血液中のカリウム濃度が上昇し、

心停止を起こす危険があります。


詳しい食事療養についてはまた説明させて頂きますが、


透析患者が長生きするために家族が出来ることは、

透析患者の体に合わせた食事を作っていただくことです。

適切な量のカロリー・タンパク質・塩分・水分の摂取が必要になってきますので、
内側からのサポートをしていただけたらと思います。


食事以外には、透析についての知識も必要になります。


透析患者に起こる合併症や普段の生活での注意点などです。

合併症には高血圧や低血圧、二次性副甲状腺機能障害などです。

普段の生活では、シャント肢がある腕に気を遣ったり、
出血しないよう気を付けたりして過ごしていただくことが大切です。

簡単ではございますが、このような透析についての周辺知識を持つことで、
スタッフの説明が理解しやすいだけでなく、
患者にとってより良い治療を医師や看護師に相談することが出来ます。


こちらのメディカルブログには、
透析に関する様々な情報を載せて更新しておりますので、
よろしければ参考にしていただけたらと思います。

緊急事態宣言後の面会について


 
当法人では、新型コロナウイルの感染拡大防止を目的に
ご家族様のご面会をお控え頂くようにお願いしております。

緊急事態宣言解除後も、新型コロナウイルスが終息したわけでないことから、
ご面会方法等について所轄官庁とも協議の上、
時期並びに面会方法を決定をしたいと考えております。
つきましては、決定次第改めてご家族様には通知させて頂きます。

一日も早く、今まで同様にご家族様がご面会できるよう
職員一同努力をして参りたいと思いますので、今しばらくのご辛抱をお願い致します。


社会福祉法人 兼愛会 

2020年5月13日

透析が必要になったら①




透析患者の数は年々増加しています。


現在、日本で透析を行っている患者の人口は約32万人であり、
日本人の約400人に1人が血液透析を行っています。


自分の身近な家族や親戚が透析を導入することは珍しいことではありません。


今回は、自分の家族が透析導入になった場合、

周りの家族が出来ることについてお話します。




まず、透析を導入する患者様には多くのストレスがかかります。



主な理由には、慢性腎不全になり透析を導入すると一生治らないことや、

余命が短くなることへの恐怖などがあげられ、
また14時間の透析を週に3回ほど行うので、
公私ともに行動を制限されることが多くなります。



生活や経済的な不安・悩みは患者様一人では解決することが難しいと思われますので、

少しでも不安や悩みを和らげるため、ご家族のサポートは重要になってきます。
まずはご家族が一緒に、医師や看護師から透析についての話を聞くことが望ましいです。



患者様本人だけでなく、ご家族も不安なことがあると思いますので、

医療機関以外にも役所の福祉課やソーシャルワーカーなどに相談し、
そのうえで様々なサービスを利用されることをお勧めさせて頂きます。


そして、透析導入の際には治療費などの経済的な心配もあるかと思われます。


高額な治療を著しく長期間にわたり継続しなければならない病気については、
厚生労働大臣より「特定疾病」とされ、
医療機関に支払う自己限度額は一ヶ月一万円でよいことになっています。

この特定疾病療養費の受領するためには役所で手続きをして頂きます。

ほとんどの透析患者様がこの手続きをされおり、
他にも更生医療などのサービスが受けられますので医療機関や役所にお尋ねください。


2020年4月22日

新型コロナウイルス感染拡大防止について②




手洗いやマスクの着用を含む咳エチケットなど通常の感染対策が重要です。

 

手洗い・手指消毒

こまめに石けんと流水の手洗いまたはアルコール手指消毒剤を用いた手指消毒を行い、手を清潔に保ちます。石けんと流水の日常的な手洗いだけでは落としきれずに残ったウイルスや細菌を除去するために、さらにアルコール手指消毒を行うことも有効です。しっかり手洗い・消毒し、感染をストップさせましょう。

 
マスクの効果

マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐ効果が高いとされています。咳やくしゃみ等の症状のある人は積極的にマスクをつけましょう。予防用にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では一つの感染予防策と考えられますが、屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着用することによる効果はあまり認められていません。

 
<咳エチケット>

咳やくしゃみが出る時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。

マスクを持っていない場合、咳やくしゃみをする際は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。

鼻汁や痰の付いたティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗いましょう。


新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安

1.相談・受診の前に心がけていただきたいこと
発熱等の風邪症状が見られるときは、学校や会社を休み外出を控える。
発熱等の風邪症状が見られたら、毎日、体温を測定して記録しておく。

2.帰国者・接触者相談センターに御相談いただく目安

以下のいずれかに該当する方は、帰国者・接触者相談センターに御相談ください。
風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方
(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様です。)
強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方

なお、以下のような方は重症化しやすいため、この状態が2日程度続く場合には、帰国者・接触者相談センターに御相談ください。

高齢者
糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD 等)の基礎疾患がある方や透析を受けている方
免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方

(妊婦の方へ)
妊婦の方については、念のため、重症化しやすい方と同様に、早めに帰国者・接触者相談センターに御相談ください。

なお、現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、インフルエンザ等の心配があるときには、通常と同様に、かかりつけ医等に御相談ください。

3.相談後、医療機関にかかるときのお願い

帰国者・接触者相談センターから受診を勧められた医療機関を受診してください。複数の医療機関を受診することはお控えください。

医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。

2020年4月8日

新型コロナウイルス感染拡大防止について①




201912月より、中国で新型コロナウイルスによる肺炎が発生し、日本国内でも多くの感染者が報告されております。厚生労働省は、季節性インフルエンザと同様にマスクの着用を含む咳エチケットや手洗いなどの感染症対策に努めるよう求めています。

 
○感染を拡大させないため対策しましょう

新型コロナウイルス感染症がどのように感染するのかについては、現時点では、飛沫感染と接触感染の2つが考えられます。

 

○潜伏期間

世界保健機関(WHO)のQAによれば、現時点の潜伏期間は112.5日(多くは5〜6日)とされており、また、感染者は14日間の健康状態の観察が推奨されています。

 
○感染拡大防止に向けて、当クリニックでの取り組み

 ・ 受診の際にはマスクの着用をお願いしております。
 
・受診の際、患者様とお連れ様には非接触型の体温計で体温を測らせていただき、アルコールで手の消毒をお願いしております。

・こまめに診察室、待合室、受付のアルコール除菌を行っております。

・お会計の際にはお金の手渡しを避け、受付事務はその都度手洗い・アルコール除菌をおこなっています。

・待合室をこまめに換気しています。次亜塩素酸を希釈した水での加湿器を使用しています。




新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安

1.相談・受診の前に心がけていただきたいこと
発熱等の風邪症状が見られるときは、学校や会社を休み外出を控える。
発熱等の風邪症状が見られたら、毎日、体温を測定して記録しておく。

2.帰国者・接触者相談センターに御相談いただく目安

以下のいずれかに該当する方は、帰国者・接触者相談センターに御相談ください。
風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方
(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様です。)
強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方

なお、以下のような方は重症化しやすいため、この状態が2日程度続く場合には、帰国者・接触者相談センターに御相談ください。

高齢者
糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD 等)の基礎疾患がある方や透析を受けている方
免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方

(妊婦の方へ)
妊婦の方については、念のため、重症化しやすい方と同様に、早めに帰国者・接触者相談センターに御相談ください。

なお、現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、インフルエンザ等の心配があるときには、通常と同様に、かかりつけ医等に御相談ください。

3.相談後、医療機関にかかるときのお願い

帰国者・接触者相談センターから受診を勧められた医療機関を受診してください。複数の医療機関を受診することはお控えください。

医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。

 

新型コロナ症状