2020年1月8日

冬に流行する感染症①


 
 
 
新年を迎えてから、昨年より寒いのではないかという日が続きますね。

今年のインフルエンザの流行は昨年のうちに流行の兆しが見られたように思いますが、
冬に怖いのはインフルエンザだけではありません。

寒さや乾燥が厳しくなってくると、気を付けていても
様々な感染症にかかるリスクが高まります。

今回は冬に流行する、インフルエンザ以外の感染症についてご紹介したいと思います

 

まず、冬に流行し注意したい感染症は下記の5つになります。

 

RSウイルス感染症」「溶連菌感染症」「マイコプラズマ肺炎」

「ロタウイルス感染症」「ノロウイルス感染症」

 

今回はまず、ロタウイルス感染症とノロウイルス感染症について
ご説明したいと思います。

 

<ロタウイルス>

まずロタウイルス感染症とは、主に23月に流行するとされる感染症です。

特徴としては激しい嘔吐、下痢、39℃以上の発熱です。

また、便が白くなることがあり、大量の水様便が出るようになります。

通常、発症してから27日程度で直るそうですが、

まれに痙攣や脳症などを引き起こすこともあるため注意が必要です。

 

ロタウイルスは非常に感染力が強く主に乳幼児期になりやすい病気であり、

5歳までにほぼすべての子供がロタウイルスに感染すると言われています。

大人が感染した場合、今までに何度も感染を経験しているため

ほとんどの場合症状が出ることはありません。

 

しかし高齢者や免疫力の下がった大人などは感染すると
発症しやすくなるため注意が必要です。

 

 

<ノロウイルス感染症>

冬場に流行る感染症の中で最も感染性胃腸炎や食中毒の原因となる感染症です。

食中毒は夏場に多い印象ではありますが、冬場に増えるのがノロウイルスです。

毎年112月ごろに流行することがほとんどですが、1年を通して発生しています。

主な症状は吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、38℃以下の発熱です。

通常、発症してから発症後3日以内で軽快しますが、
 
発症当日の症状が激しいと言われています。

 

少ないウイルス量で発症するため、感染患者の便や嘔吐物などは

直に触れないように注意しながら早急に片付ける必要があります。

また、感染しても全員が発症するわけではなく、
 
風邪のような症状で済む方もいますので、

冬場は発生源にならないためにも手洗いやうがい、食事に注意することなどが必要です。

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