2019年5月8日

5月病



5月も終わりが近づいて、だんだんと夏らしくなってきましたね。
今年は特に寒暖差が激しく、また気圧差の激しい日も続きましたので
心身ともに体調を崩される方も少なくないと思います。

また、新年度から1か月以上が経過し、緊張や疲れもピークに達しているかもしれません。
5月の連休を機に張りつめていた糸が切れ、なんだか気分が優れないなど
『五月病』といわれる症状が出ることがあります。

 そもそも五月病とは、主に新人社員や大学の新入生や社会人などに見られる、
新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状の総称であると言われています。

 新年度の4月には入学や就職、異動、一人暮らしなど新しい環境への期待があり、
やる気があるもののその環境に適応できないでいると、人によってはうつ病に似た症状が
しばしば5月のGW明け頃から起こることが多いためにこのような名称で呼ばれます。
最近では、転勤や転職、部署移動などで環境が新たに変わる中高年の方にも増加傾向にあるようです。
生活環境が大きく変化した者の中で新しい生活や環境に適応できないままGW中に疲れが一気に噴き出し、
長い休みの影響で学校や職場への行く気を削ぐなどの要因から理由不明確な体や心の不調に陥る、というパターンが多いとか。学生時代の長期休暇の後もそのように感じる方もいらっしゃいます。

 主な症状としては、
身体的…不眠、疲労感、食欲不振、頭痛 等
精神的…抑うつ、無気力、不安感、焦り、気分が落ち込む、人との関わりが億劫 等

 上記のように多種多様な症状がみられ、これらの症状があまりにも長引くとうつ病にまで進行することがあります。思い当たる場合は早めに心療内科や精神科に受診することも大切だと思われます。

 また、休暇中に生活リズムが乱れてしまったり、食事の内容も外食が多くなっていたりしないでしょうか?

精神的にはストレスを解消しているつもりでも、身体的にはストレスが蓄積してしまいます。

長期休暇の中でも夜更かしをせず、適度な運動、バランスの良い食事を心がけましょう。

その他にも趣味に打ち込んだり、気心の知れた友人と過ごしたり、自分ひとりの時間を作るなど精神的にも余裕を作るようにするとストレスが軽減されるかと思います。

 自覚症状がなくても、体はストレスを抱えてしまっているものです。
やはり普段からストレスを抱えないよう心がけ、心地よく過ごせるように気を付けると良いですね。

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