2019年1月9日

ノロウイルスについて②




ノロウイルス感染症は、乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層に急性胃腸炎を引き起こすウイルス性の感染症です。長期免疫が成立しないため何度もかかります。
主に冬場に多発し、11月頃から流行がはじまり122月にピークを迎えますが、年間を通して発生します。
原因ウイルスであるノロウイルスの増殖は人の腸管内のみですが、乾燥や熱にも強いうえに自然環境下でも長期間生存が可能となっています。 感染力が非常に強く、少量のウイルス(10100個)でも感染・発症します。
今回はノロウイルスの効果的な消毒方法や、感染した時の対策についてお話していきたいと思います。

 
◯ノロウイルスの消毒方法

加熱・煮沸できるものであれば、85℃以上で1分以上加熱しましょう。
熱湯をかけるのも手ですが、少しかけて終わりでは完全に消毒できないので注意してください。
一般的にノロウイルスにはアルコールより塩素(次亜塩素酸イオン)消毒が効果的です。
消毒液の作り方は、500㎖のペットボトルにキャップ半量のキッチンハイターを入れて水で満たします。この消毒液を使う際は安全のため、手袋やゴーグル、マスクなどをつけて作業してください。



 
◯ノロウイルスに感染してしまったら
現在、ノロウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。特に体力のない乳幼児や高齢者は、脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないように、水分と栄養の補給を十分に行いましょう。脱水症状がひどい場合には病院で輸液を行うなどの治療が必要になります。感染が疑われる場合は、最寄りの保健所やかかりつけの医師に相談してください。


              

 

インフルエンザだけでなくノロウイルスもきちんと予防し、感染しないように気をつけましょう。

2019年1月2日

タウン長・院長 | 新年のご挨拶 2019年

新年、あけましておめでとうございます。

美浜しょうじゅタウン タウン長及び、 当クリニック 院長の新年のご挨拶を
クリニックのホームページ上に掲載いたしました。
ぜひご一読くださいませ。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


タウン長と院長の「新年の挨拶は」
こちらからどうぞ。
(※別画面にて施設HPが開きます。)


社会福祉法人兼愛会
サービス付き高齢者向け住宅 しょうじゅレジデンス

2019年1月1日

理事長 | 新年のご挨拶 2019年

新年、あけましておめでとうございます。

当法人グループ理事長 赤枝雄一の新年のご挨拶を
赤枝グループホームページ上に掲載いたしました。
ぜひご一読くださいませ。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


赤枝理事長の挨拶はこちらからどうぞ。
(※別画面にて施設HPが開きます。)


◆◇ 赤枝グループ ◇◆
医療法人 赤枝会
社会福祉法人 兼愛会
社会福祉法人 みやび会
学校法人 東峰会会
公益財団法人 赤枝医学研究財団

2018年12月26日

ノロウイルスについて①




食中毒というと夏に多いイメージですが、年間の食中毒の患者数の約半分はノロウイルスによるものなのです。そのうち約7割は11月~2月に発生しており、この時期の感染性胃腸炎の集団発生例の多くはノロウイルスによるといわれています。
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、嘔吐・下痢・腹痛・微熱などを起こします。感染力が強く、大規模な食中毒など集団発生を起こしやすいため注意が必要です。
また、子供や高齢者は重篤化することがありますので、特に注意が必要です。
今回はそんなノロウイルスの感染源や予防策を、二回に分けてお伝えしていこうと思います。
 

◯ノロウイルスの感染源
 
ノロウイルスの感染経路には、主に人からの感染と、食品からの感染があります。

①人からの感染
・患者の便や嘔吐物から人の手などを介して二次感染する場合
・家庭や施設内などの飛沫などにより感染する場合

②食品からの感染
・感染した人が調理などをして汚染された食品を食べた場合
・ウイルスの蓄積した、加熱不十分な二枚貝などを食べた場合
感染した場合、約2448時間で吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、微熱などの症状が出てきます。

通常、これらの症状が12日間続いた後に治癒し、後遺症もありません。
また、健康で体力のある人は感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状で済む場合もあります。ただし、子供やお年寄りなどでは重症化することがありますので特にご注意ください。


◯ノロウイルスの予防方法
ノロウイルスはワクチンが無く、治療は点滴などの対症療法に限られてしまいます。
日ごろからしっかりと予防することが大切です。

①手洗いをしっかり行う
特に食事前、トイレの後、調理前後は石鹸で良く洗い、流水で十分に流しましょう。

②人からの感染を防ぐ
家庭内や集団で生活している施設でノロウイルスが発生した場合、感染した人の便や嘔吐物からの二次感染や飛沫感染を予防する必要があります。
ノロウイルスが流行する冬期は、乳幼児や高齢者の下痢便や嘔吐物にノロウイルスが含ませていることがありますので、おむつ等の取扱いには十分に注意しましょう。

③食品からの感染を防ぐ
加熱して食べる食材は中心部までしっかりと火を通しましょう。
二枚貝等ノロウイルス汚染の恐れのある食品の場合、ウイルスを死滅させるには中心部が85℃~90℃で90秒間以上の加熱が必要とされています。
また、調理器具や調理台は消毒していつも清潔にしておきましょう。
まな板、包丁、食器、布巾などは使用後すぐに洗ったり、熱湯(85℃以上)で一分以上加熱消毒したりすることが有効です。



今回はノロウイルスの感染源と予防方法についてお話ししました。
次回は消毒方法と感染した時の対策についてお話していきたいと思います。

 
 




 

2018年12月12日

透析患者の足病変について


 
 

 
 
冬になると手が乾燥してきてハンドクリームなどを使われる方も多いかと思います。
ですが、「足」に対してはいかがでしょうか?
時期は関係ありませんが、手や腕などの目につきやすいところに比べて足に対する意識はあまり高いとは言えません。
 
 
 
今回はそんな「足」の病変についてご説明したいと思います。
 
足のトラブルは透析患者様など特定の対象者だけでなく、そもそも神経障害や血流障害が起こりやすい部位であることからどの患者様にも起こり得る問題です。
そして足に対する意識は上記でも述べたようにあまり高いとは言えないと思われます。
そのため、トラブルが起きても重症化するまで対処されないケースが少なくありません。
 
そのリスクが高い患者様は透析患者様だけでなく、糖尿病、閉塞性動脈硬化症、関節リウマチ、その他の膠原病、膠原病類縁疾患、下肢から足にみられる皮膚疾患などの患者様も含まれます。
小さな怪我も重篤化しやすい点や、そのために潰瘍が形成されやすかったり、末梢循環障害になりやすい、足の感覚が鈍っているためなど様々な症状があるためです。
 
 
 
次によく見られる足のトラブルを挙げていきたいと思います。
 
足の痛み 変形性関節症、うおのめなど
 
足変形 扁平足、外反母趾など
 
爪の変形 巻き爪、陥入爪、肥厚爪など
 
角質肥厚 たこ、うおのめなど
 
感染症 水虫など
 
乾燥、亀裂 皮脂欠乏性湿疹など
 
 
 
中でも、何か疾患を抱えている・いないにかかわらず身近なのが爪の変形や角質肥厚、乾燥、亀裂ではないでしょうか。
しかし、糖尿病の患者様であれば、たこひとつでも油断はできません。放置すれば肥厚化し、普段の歩行などで物理的な刺激も加わり皮膚の下に潰瘍が形成されることもあります。
そこから血液の流れが悪くなると足が壊疽してしまい、場合によっては足を切断しなければならなくなってしまいます。
 
ですので、たとえ小さな怪我や症状だからと言って見逃してしまうのは良くないということです。
足を守るためには、日ごろから足をよく見るようにして手入れを怠らないことが大切になってきます。自分でできるフットケアのポイントとしては、
 
 
①毎日足を観察する
  入浴時や爪を切るときに傷ややけど、タコや水虫が無いか、
  その他に変わった点はないか必ずチェックする。
②足を清潔に保つ
  毎日足の裏や指の間も丁寧に荒井、しっかりと水分をふき取る。
  乾燥しやすい方はクリームなどを塗る。
③爪を正しく切る
  爪を切るときに皮膚を傷つけないようにして、深爪にならない様注意する。
  爪の先がまっすぐになるように切る。
 
 
以上3点となります。爪が硬く、切りにくい場合や巻き爪が食い込む場合、その他にも何か普段と違う異常がみられる場合などは医師に相談するようにしましょう。糖尿病患者の場合、定期的な受診なども大切ですね。
 
杖歩行や車椅子に頼ることなく、自分の足で歩行を行っていけるよう、ご自身でのフットケアや早めの病院受診を怠らないよう過ごしていただければと思います。
 
 
 
 
 
 
 

2018年11月28日

風邪に効く食べ物


 
 
寒暖差が激しいものの、だんだんと気温が下がって冬が近づいてきましたね。

気を付けてはいても、寒暖差についていけずに風邪をひいてしまう方も少なくはないのではないでしょうか?

 

今回は、引いてしまった風邪を長引かせず少しでも早く治すための、食べ物での改善方法をご紹介したいと思います。

 

食べ物で早く風邪を治すためには、風邪を治すのに必要な栄養素を知らないといけません。

風邪に良いとされる食べ物、飲み物として、

・新陳代謝を高めるタンパク質
・白血球の働きを良くするビタミンC

・エネルギーとなる炭水化物、糖質
これらの作用、栄養素が含まれているものが適しています。

 

 

まずは、風邪に効く食べ物を紹介します。

 

簡単にまとめると下記の通りとなります。

新陳代謝をよくする(体を温めてくれる)

●レバー ●豚肉 ●生姜 ●ネギ ●にら

白血球の働きをよくする

 ●じゃがいも

咳や痰を抑える

 ●生姜 ●みかん ●大根 ●はちみつ

疲労回復・体力回復

 ●豚肉 ●生姜 ●ニンニク

 

特におすすめの食べ物が、


●たまご
アレルギーを持っていなければ、必ず摂取しておきたい食べ物。
消化がよく、タンパク質、ビタミン類が豊富。


●ニンニク
スタミナ回復と疲労回復を助けてくれます。
ニンニクには抗菌作用があるため、普段から摂取することで免疫力を高めてくれます。


●みかん
ビタミンCの補給に最適。
せきや痰を鎮める作用があり、漢方でも使用されています。


●緑黄色野菜
ピーマンやブロッコリーといった緑黄色野菜には、ビタミンCを始め、βカロチン、ビタミンAといった多くの栄養素が含まれています。
風邪をひいた時はもちろん、普段から意識的に取ることで、風邪の予防にもなります。


風邪に効く食べ物はまだまだ多くありますが、その時の体調や食欲に合わせて無理の無い範囲で取るようにしましょう。風邪に効く食べ物をご紹介いたしましたが、食欲のない場合に無理やり食事をとることは胃に大きな負担をかけることになってしまいますので宜しくありません。例えば卵がゆなどはお決まりではありますがかなりの栄養が取れます。

 

他にも食べ物だけでなく、温かい飲み物は鼻屋喉を温めてくれるため、咳や鼻詰まりを緩和してくれます。

また、スポーツ飲料は汗をかいて失われた水分やミネラル、食欲がない場合にはカロリーも摂取できるため風邪の時には特におすすめの飲み物だと思われます。

 

今回紹介した食べ物や飲み物を風邪をひいた時に口にすれば、症状の緩和や、早期治療の手助けとなります。

これにプラスして、十分な睡眠を取ることを忘れないようにしましょう。

症状が長引く場合や、重くなった時には、すぐに病院に行くことも忘れずに。

 

普段の食生活にこれらの食べ物・飲み物を加え、免疫力向上に努めて風邪と無縁の健康な体を手に入れたいですね。

繰り返すようですが、風邪の時は栄養を取るのはもちろん、安静にすることが一番大切です。無理を押して仕事や家事に取り掛かるよりも、出来るだけ休んで安静にすることでより早く体調が回復するかと思われます。
 
休息と栄養、そしてひどいようであれば病院へ行くのを忘れずにいて下さいね。

 

2018年11月14日

インフルエンザについて②


 
 
 
先月に引き続き、インフルエンザについてお話させていただきたいと思います。
インフルエンザの予防方法やどう検査するのか、見ていきましょう。

【インフルエンザの予防】
  インフルエンザの予防に効果が期待できるのがワクチンの接種です。流行シーズンを迎える前の11月ごろの接種をおすすめします。
インフルエンザワクチンは、13歳未満は原則として、24週間の間隔をおいて2回接種します。13歳~64歳は1回または2回かは医師と相談して決めましょう。
65歳以上の高齢者や過去にインフルエンザにかかったことがある人なら、1回の予防接種でも十分な免疫力が得られるといわれています。
効果が現われるのはおよそ2週間後から、その後35カ月間持続するといわれていますので、時期をみて予防接種を受けるのが望ましいですね。
当クリニックですと自費で1回/3000円になりますので、お近くの方はぜひご予約下さい。

【インフルエンザの検査方法】
  インフルエンザの検査法として、現在、医療機関では「迅速抗原検出キット」を使う検査が行われています。鼻やのどの粘液を綿棒でぬぐった液や、鼻水(鼻かみ液)をキットを用いて検査すると、感染があるかどうかや感染しているウイルスの型が短時間でわかります。
  当クリニックでもこちらの迅速キットでの検査を実施していますので、いち早く結果がわかり安心です。インフルエンザが疑われる場合は、他の人へ感染しないよう対策をしながら医療機関へ受診しましょう。




【インフルエンザの治療】
  もしインフルエンザにかかってしまったら、できるだけ安静にし、十分な栄養と睡眠をとります。
  インフルエンザウイルスの空気中での活動や感染を抑えるために、加湿器などで室内の湿度を5060%に保ちましょう。そして、お茶やジュースなど何でもいいので水分補給を十分に補いましょう。

 今回はインフルエンザウイルスの種類や予防方法、治療方法などを簡単にお話させていただきました。
きちんと予防・対策をし、インフルエンザに負けないようにしましょう!

透析患者さんの合併症