2020年11月25日

風疹について(先天性風疹症候群)

 




前回は風疹についての概要だったかと思います。

今回はそれに引き続き、妊婦の方が風疹に感染した場合の胎児への害についてです。
 
  
妊婦、また妊娠20週頃まで(とくに、妊娠初期)の女性が風疹にかかると、
胎児が風疹ウイルスに感染し、障害をもった赤ちゃんがうまれる可能性があります。
これらを先天性風疹症候群と言い、
先天性風疹症候群をもった赤ちゃんがこれらすべての障害をもつとは限らず、
これらの障害のうちの1つか2つのみを持つ場合もあり、
先天性風疹症候群と気づかれるまでに時間がかかることもあります。

 
先天性風疹症候群がおこる可能性は風疹にかかった妊娠時期により違いがあります。
特に妊娠初めの12週までにその可能性が高いことが認められており、
子供のころを含め妊娠前に2回の予防接種をうけることによって、
成人女性なら妊娠中に風疹にかかることを予防し、
妊婦以外の方が妊婦などに風疹をうつすことを予防できます。

ただし妊娠中は風疹の予防接種をうけることはできませんので注意が必要です。

 
対策としては、男女どちらも予防接種を受けることが最重要かと思われます。


かつては女性のみが受けていたようですが、
予防接種を受けず自然感染してしまった場合妊娠中の母親や配偶者、
あるいはパートナーや職場・学校の職員に移してしまうことで
生まれてくる赤ちゃんが先天性風疹症候群と診断される可能性が生じます。

風疹の合併症から身を守り、将来自分たちの子供を
先天性風疹症候群から守るためにも風疹の予防接種を受けることが重要です。


また、女性の場合予防接種を受ける場合には注意が必要です。

それは妊娠していない時期(生理中またはその直後がより確実ですが、
あらかじめ1か月間避妊してからが良いでしょう)に予防接種を行い、
その後2ヶ月間の避妊が必要です。

風疹ワクチンは大変安全なワクチンだそうですので、
妊娠中に風疹ワクチンを接種されたため胎児に
障害がでたという報告はこれまで世界的にもありません。 

ですが、その可能性は理論的に全く否定されているというわけではありませんので、
上記の注意が必要です。

 
風疹は特異的な治療法はなく、症状を和らげる対症療法のみであるとされています。


特に先天性風疹症候群は自分だけでなく将来の子供に及ぶものとなりますので、
この期に自身の予防接種の記録などを見返して、まだ予防接種を受けていない方は
改めて予防接種を受けるなどしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

2020年11月16日

12月と年末年始の休診日について

 

 

12月と年末年始の休診日についてお知らせいたします。

 

臨時休診日・・・12月14日(月)

 

☆年末年始☆

28日(月) 通常診療

29日(火) 通常診療

30日(水) 休診

31日(木) 通常診療

元旦(金) 休診

2日  (土) 通常診療 午後は薬局が休みなのでご注意ください。

3日  (日)   休診

4日  (月) ~ 通常診療

 

 

 

 

2020年11月11日

風疹について

 




昨年、一昨年は風疹についてのニュースをよく耳にしたかと思います。

2018年は2017年に比べ感染報告者数は増大しており、
近年最も多かった2013年に次いでの感染者数となっておりました。
2019年は2018年よりも落ち着き、
今年も現状では感染者数の少ない年と変わらない数となっているのは
偏に春先からの徹底的な感染対策も一役買っているのだと思います。
また、2019年に予防接種を受けなかった世代の方の予防接種の勧めもありましたので、
そちらも要因の一つなのかと思われます。


そもそも風疹とは、発熱発疹リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症です。

上記の3徴候のいずれかを欠くものについての診断が困難であること、
また類似症状を示すものとの鑑別が必要になるため、
確定診断のためには検査判断を要します。
そのため臨床症状のみで風疹と診断することは困難な疾患であるとされています。


通常は春先から初夏にかけて多く見られます。
潜伏期間は23週間で、症状はウイルスに感染していながら
明らかな症状が出ないまま免疫が出来てしまう不顕性感染から、
重篤な合併症併発まで幅広く見られますが、
基本的に一度かかると大部分の人は生涯風疹に罹る事は無いようです。


子どもの場合、比較的に症状は軽いそうですが、
まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が
2000人~5000人に一人の割合で発生することがあるそうなので、
その点では軽視のできない病気です。

大人の場合だと、発熱や発疹の期間が子供に比べて長く、
関節痛がひどいことが多いとされており、
1週間以上仕事を休まなければならない場合もあるそうです。

また麻疹や水痘に比較すれば劣る物の、
感染力も比較的強く、くしゃみのしぶきなどを媒介とする飛沫感染で
他者へと感染していく病気だそうです。
発疹の出る1週間前から発疹のでた1週間くらいまでの間は
感染力があると考えられているようです。


しかし妊婦、また妊娠20週頃まで(とくに、妊娠初期)の女性が風疹にかかると、
胎児が風疹ウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、
そして精神や身体の発達の遅れ等の障害をもった赤ちゃんがうまれる可能性があります。

 
これらの障害を先天性風疹症候群といいます。
先天性風疹症候群をもった赤ちゃんがこれらすべての障害をもつとは限らず、
これらの障害のうちの1つか2つのみを持つ場合もあり、
先天性風疹症候群と気づかれるまでに時間がかかることもあります。
 
 
 
次回はこの先天性風疹症候群と、予防接種についてとなります。

2020年10月28日

インフルエンザの予防について

 


前回はインフルエンザの主な症状や予防についてお話ししました。

今回はインフルエンザ予防接種についてお話ししたいと思います。

 

 流行前の予防が重要となってきます。

 医療機関のワクチンの入荷状況にもよるのですが、流行時の12か月前(10月~年内まで)に接種するのが望ましいです。

 接種回数は、大人は基本的に1回、13歳未満の子供は2回となっています。

インフルエンザワクチンの有効率は約70%となっており、予防接種をすることで、かかったとしても重症化を軽減してくれます。

 

ただし注意が必要で、卵アレルギーがある方は医師にご相談ください。

 

どの医療機関でもインフルエンザ予防接種を受ける際の注意点として、

・感染防止の3つの基本である①身体的距離の確保、②マスクの着用、③手洗いの徹底をお願いします。

・接種希望者はあらかじめ医療機関に電話予約をしてください。

・インフルエンザワクチンは重症化予防などの効果がある一方で、発病を必ず防ぐわけではなく、接種時の体調などによって副反応が生じる場合があります。医師と相談の上、接種いただくとともに、接種後に体調に異変が生じた場合は医療機関にご相談いただくようお願いします。

 

今年からインフルエンザだけでなく、新型コロナウイルスへの対策を一人ひとりが意識し、感染拡大を防止しましょう。

 



2020年10月16日

11月の休診日について

しょうじゅクリニック 11月の休診日についてお知らせします。

休診日・・・毎週日曜日・水曜日

臨時休診・・・11月9日(月)

上記の日は終日休診となっておりますのでよろしくお願い致します。

2020年10月14日

インフルエンザウイルスについて

         


今年はインフルエンザだけでなく、新型コロナウイルスも流行しているので、
より一層感染症対策が大切な時期になってきました。 

 インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行の可能性が高く、両方とも感染ルートは飛沫感染・接触感染が主となります。 
手洗いうがいやマスクの着用、人ごみや繁華街への外出をひかえたりして、感染の予防をすることが大切です。 

 そこで、今回と次回でインフルエンザやその予防接種についてお話していきたいと思います。

 そもそもインフルエンザとは 主な症状として突然・急激に体調が悪くなり、38℃以上の高熱が数日間続きます。
 頭痛・関節痛・筋肉痛・咳・鼻水等の症状がみられ、これらの症状が3~5日間ほど続きます。 インフルエンザウイルスの潜伏期間は1~2日なのに対し、新型コロナウイルスは1~14日と長く、症状も発熱や味覚障害・嗅覚障害を伴うことがあります。 


 インフルエンザにかかってしまったら

高い熱(38.5℃以上)でない場合、また下痢等の症状がない場合は一般の風邪と同じ対応で良いと思われます。
 安静を中心とし、水分や栄養を十分にとりましょう。  
高い熱(38.5℃以上)を認めた場合は、 発症後48時間以内であれば抗インフルエンザ薬(タミフルやリレンザ等)の効果(インフルエンザウイルスの増殖を抑える)が期待できます。 





ただし、発症後すぐに受診しても検査で陽性に出ない場合がありますので、6時間以上経過した時点で受診される事をお勧めします。 
個人差はありますが、発症後3~7日間はウイルスを排出していると言われています。
 このため、熱が下がったからといってすぐに人の集まる場所に行くと、その人が感染源となって新たな感染を起こしてしまいます。 
最低でも解熱後2日間は自宅で様子を見て、その後外出する際にはマスクをして他人にうつさないよう気をつけましょう。 
十分な休養・水分・栄養をとり、室内の保温・保湿につとめましょう。










2020年9月16日

風邪に効く食べ物



寒暖差が激しいものの、だんだんと気温が下がって秋らしくなってきましたね。

気を付けてはいても、寒暖差についていけずに

風邪をひいてしまう方も少なくはないのではないでしょうか?


今回は、引いてしまった風邪を長引かせず少しでも早く治すための、

食べ物での改善方法をご紹介したいと思います。


食べ物で早く風邪を治すためには、風邪を治すのに必要な栄養素を知らないといけません。


風邪に良いとされる食べ物、飲み物として、


・新陳代謝を高めるタンパク質

・白血球の働きを良くするビタミンC

・エネルギーとなる炭水化物、糖質


これらの作用、栄養素が含まれているものが適しています。



まずは、風邪に効く食べ物を紹介します。

簡単にまとめると下記の通りとなります。


新陳代謝をよくする(体を温めてくれる)

●レバー ●豚肉 ●生姜 ●ネギ ●にら


白血球の働きをよくする

 ●じゃがいも


咳や痰を抑える

 ●生姜 ●みかん ●大根 ●はちみつ


疲労回復・体力回復

 ●豚肉 ●生姜 ●ニンニク



特におすすめの食べ物が、



●たまご

アレルギーを持っていなければ、必ず摂取しておきたい食べ物。

消化がよく、タンパク質、ビタミン類が豊富。


●ニンニク

スタミナ回復と疲労回復を助けてくれます。

ニンニクには抗菌作用があるため、普段から摂取することで免疫力を高めてくれます。


●みかん

ビタミンCの補給に最適。

せきや痰を鎮める作用があり、漢方でも使用されています。


●緑黄色野菜

ピーマンやブロッコリーといった緑黄色野菜には、

ビタミンCを始め、βカロチン、ビタミンAといった多くの栄養素が含まれています。

風邪をひいた時はもちろん、普段から意識的に取ることで、風邪の予防にもなります。



風邪に効く食べ物はまだまだ多くありますが、

その時の体調や食欲に合わせて無理の無い範囲で取るようにしましょう。

風邪に効く食べ物をご紹介いたしましたが、食欲のない場合に無理やり食事をとることは

胃に大きな負担をかけることになってしまいますので宜しくありません。


例えば卵がゆなどはお決まりではありますがかなりの栄養が取れます。


 


他にも食べ物だけでなく、温かい飲み物は鼻屋喉を温めてくれるため、

咳や鼻詰まりを緩和してくれます。


また、スポーツ飲料は汗をかいて失われた水分やミネラル、

食欲がない場合にはカロリーも摂取できるため風邪の時には

特におすすめの飲み物だと思われます。


 


今回紹介した食べ物や飲み物を風邪をひいた時に口にすれば、

症状の緩和や、早期治療の手助けとなります。


これにプラスして、十分な睡眠を取ることを忘れないようにしましょう。


症状が長引く場合や、重くなった時には、すぐに病院に行くことも忘れずに。


 


普段の食生活にこれらの食べ物・飲み物を加え、

免疫力向上に努めて風邪と無縁の健康な体を手に入れたいですね。


繰り返すようですが、風邪の時は栄養を取るのはもちろん、

安静にすることが一番大切です。無理を押して仕事や家事に取り掛かるよりも、

出来るだけ休んで安静にすることでより早く体調が回復するかと思われます。


 休息と栄養、そしてひどいようであれば病院へ行くのを忘れずにいて下さいね。

透析患者さんの合併症